今朝、NHKで「経済ワイドビジョンe ▽高速無料化へ ▽これがハブ空港! ▽韓国経済の戦略とは」を見ていて、 高速道路の無料化の話。当然、ゲストは山崎養世氏。主張はこちらの「マル激トーク・オン・ ディマンド 第439回」を見ていただくとして、ちょっと違う見方を。
気になったのが、無料化をすれば「CO2の排出が増える」という反対意見。 実際のところはどうかというのは置いておいて、環境NGOの人までもが 「高速を無料化すればCO2の排出が増える」っというように言う。そりゃ、 今まで車を使ってない人たちが乗り始めたら増えるでしょうよ。
番組の中身としては実に中途半端で、中谷巌氏のコメントも 「国土の広さも違うドイツの話を日本に当てはめても、、、」っというような酷いもの。番組としては評価に値しない。 中谷氏は山崎養世氏が番組に登場してみんなで挨拶するシーンでも下を見て書類を見ながら無視。本題じゃないので置いておいて。
う〜ん、しかしね〜。主語が「CO2の排出」になっているが本当にそれで良いのか?
「CO2の排出を増やす」というのが正しいのではないか。最近よくあるんだけれども。
当然、主語は無料化で高速を「無料だから車で走る人たち」である。実はこういうすり替えをすることで、当事者意識を無くし、
他人事のように振舞うということが出来るのである。どんどん、この国が劣化していく訳で。
高速道路が無料になってホイホイと車で旅行する人たちには「CO2の排出を増やしている」意識もないわけであって。「環境なんて、 CO2なんて関係ないわ!」っていう人たちをタダだから良いと思って出かける人たちを啓蒙し、教育するマスコミはないのか?
この国の劣化はどんどん進む。
まあ、たまには車で遠出をするのも良かろう。しかし、20年以上も前から良くある「趣味:ドライブ」 って言うのも変じゃないのか。